Absolum(アブソラム)レビュー|爽快な殴り心地と奥深い成長要素が光る“中級者向け”の一本

基本情報

『Absolum(アブソラム)』は、Dotemu、Guard Crush、Supamonksの3チームが開発を手掛け、Dotemuが販売を担当したローグライト系ベルトスクロールアクションです。 2025年10月9日の発売以来、アクションゲーム好きに「爽快な戦闘」と「成長の手ごたえ」が高く評価されています。

正式タイトルAbsolum(アブソラム)
開発・販売元開発:Dotemu、Guard Crush、Supamonks / 販売:Dotemu
発売日2025年10月9日
対応プラットフォームSteam(PC)、PlayStation、Nintendo Switch、Xbox
ジャンルベルトスクローグアクション
CEROB(12歳以上)
価格(税込)2,970円(Steam版)

PC / Steam評価・配信状況

本作のSteam版は、2026年4月時点で「非常に好評」の評価を獲得しています。全言語でのレビュー数は9,318件で、ポジティブ8,614件/ネガティブ704件。直近30日間でも87%がポジティブ評価です。高評価の中心は「アクションの爽快さ」「ローグライトの成長感」「キャラクターの個性」。難易度と操作の癖には賛否両論もありますが、概ね非常に高評価を得ています。

物語と世界観:魔法が忌避された世界で、壊れた大地を救う旅

『Absolum』の舞台は「タラム」と呼ばれるオリジナルのファンタジー世界。かつて野心的な魔法使いたちが引き起こした「魔法的な大災害」により世界が分断され、人々の間で魔法が忌み嫌われるようになっています。主人公たちは、壊れた大地を救う旅の中でアズラの精鋭部隊と対峙します。

魔法が信頼を失った世界で、どう力を使い、どんな選択をするかが物語のテーマ。世界観はダークファンタジー寄りで重めの雰囲気ですが、キャラクターは個性豊か。「巨大剣と死霊術を操る、怒りを内に秘めた戦士・ガランドラ」や「詩人でもあるドワーフ・カール」など多彩なキャラが登場します。サブクエストで各キャラの背景が掘り下げられ、“理不尽な世界”と“人間味あるキャラクター”の対比が印象的です。ストーリー重視のプレイヤーにも深みを感じさせる構成です。

ゲームシステムの特徴とプレイフィール

本作は横スクロールの2D視点で展開。アクション初心者でも視覚的に戦況が理解しやすいのがポイントです。開発元は本作を「ベルトスクローグアクション(ベルトスクロール+ローグライト)」と銘打っています。

戦闘は通常攻撃・回避・ガード・特殊技(スキル)・必殺技(アルカナ)を組み合わせて戦います。各ステージではランダム出現の強化アイテムや術を選び、ビルドを構築していくローグライト方式。ルート選択と強化組み合わせが毎回異なるため、プレイのたびに新鮮な展開が楽しめます。一度クリアしても、 別キャラクターや別ビルドで挑むと、難易度や戦い方がガラリと変わるため、何度も遊びたくなります。

ゲームの難易度

操作感にやや癖があり、攻撃モーションの硬直やガード・回避のタイミングに癖があります。そのためアクション慣れしていないプレイヤーにはタイミングのつかみ方などが少し難しく感じられるかもしれません。敵は序盤から多彩な攻撃を繰り出すため、油断すると体力を一気に削られます。

ローグライト要素による運の影響も強く、出現アイテムやスキル次第で難易度が変動します。高難度ながら、熟練者にはやりがいを感じる絶妙なバランスに設計されています。

良かった点・気になった点

👍 良かった点
  • 殴り心地とコンボの爽快感:
    攻撃のヒット感と敵を吹き飛ばす演出が抜群。コンボがつながる瞬間の爽快さは格別で、アクション好きにはたまらない。
  • キャラクターの個性:
    ガランドラ、カール、サイダー、ブロムなどキャラごとにモーションやスキルが大きく異なる。操作するキャラを変えるだけで戦い方が変わり、飽きない。
  • ローグライトの成長感:
    プレイごとの強化やアンロック要素が次回に活きる丁寧な設計。徐々に強くなる実感があり、リプレイ性が非常に高い。
  • 音楽とビジュアルの魅力:
    ファンタジー調のBGMと滑らかなアニメーションが絶妙に融合。世界観への没入感が非常に高い。
⚠️ 気になった点
  • 操作の癖に慣れるまで時間がかかる:
    攻撃モーションの硬直やガード・回避タイミングが独特。アクション初心者には少し操作しづらく感じる箇所も。
  • 難易度が高め:
    「死にゲー感がある」との声もあり、序盤から敵の攻撃が激しい。初心者にはやや厳しめの印象。
  • 運要素の強さ:
    ローグライト特有のランダム要素が影響大。強いビルドが組めないと厳しい戦いになることも。
  • 物語が王道寄り:
    壊れた世界を救うという展開は王道的。設定やキャラクターは魅力的だが、ストーリーの深掘りを求める人には物足りなく感じるかも。

価格とボリューム

定価は、Steam版で税込2,970円となっています。

プレイ時間とやり込み要素としては、

  • エンディング到達まで:10〜15時間程度(キャラやビルドによる)
  • 全キャラの育成・高難易度クリア:20〜30時間以上

といったボリューム感が目安です。 ローグライト要素とキャラクターの多さから、「何度も遊ぶ前提」のゲームと言えます。

価格に対する満足度は、

  • アクションゲーム好き・ローグライト好き:◎十分に見合う
  • 完全初心者・ストーリー一本勝負希望:△少しハードルが高い

という印象です。

ver1.1のアップデートでは、クリア後のやりこみ要素として、様々な試練と呼ばれる課題が追加されました。これをクリアすることでさらなるキャラ強化が可能になっています。

こんな人におすすめ

  • 横スクロール格闘アクションが好きな人(ストリートファイターやファイナルファイト系が好きなら合うと思います)
  • ローグライト作品で成長を感じながら遊びたい人(HadesやDead Cells系を好む人におすすめ)
  • 中級者レベル以上のアクションゲーマー
  • 繰り返しプレイで強化・攻略するやり込み型ゲームを探している人
総合評価
84 / 100

『Absolum(アブソラム)』は、ベルトスクロールアクションとしての爽快感と、ローグライトとしての成長感が両立した、質の高いアクションゲームです。 公式発表通りの「トップクラスの戦闘アクション」と「現代的なローグライト要素」がしっかり実現されており、Steamでも「非常に好評」の高い評価を得ています。
一方で、操作の癖と難易度の高さから、完全初心者には少しハードルが高い印象です。 そのぶん、アクションゲームに慣れた中級者以上には、やり込めばやり込むほど味が出る一本と言えます。
総合的に見て、「爽快な殴り心地」「キャラクターの個性」「ローグライトの成長感」 を重視する人には、非常におすすめできる作品です。

投稿者プロフィール

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hiromin
RPG、アクションからノベルゲームまで、気になるものは何でも手を出す雑食ゲーマー。エルデンリング、仁王など死にゲー大好きです。でも得意ではないです。なので、何度も心折れそうになりながらコツコツ進めてます。いつかは華麗なプレイができるようになりたいなぁ。