基本情報
『The Last of Us™ Part II Remastered』は、Naughty Dogが開発し、Sony Interactive Entertainmentが販売するアクション・アドベンチャーゲームです。 PS5版は2024年1月19日に発売され、PC(Steam)版は2025年4月4日にリリースされています。
| 正式タイトル | The Last of Us Part II |
|---|---|
| 開発・販売元 | 開発:Naughty Dog / 販売:Sony Interactive Entertainment |
| 発売日 | PS5版:2024年1月19日 / PC(Steam)版:2025年4月4日 |
| 対応プラットフォーム | PS5、PC(Steam) |
| ジャンル | アクション、アドベンチャー、サバイバルアクション |
| CERO | Z(18才以上のみ対象) |
| 価格(税込) | PS5版:5,480円 / PS4版からのアップグレード価格:1,190円 / Steam版:5,480円 |
PC / Steam評価・配信状況
Steamでの評価動向は、発売直後からかなり良好です。2026年5月時点のSteamストアでは、直近30日が「非常に好評」、全期間でも「非常に好評」となっており、直近レビュー92%、全体レビュー91%が好評です 。
発売当初の報道でも、PC版は配信開始直後から約1,000件規模のレビューで好評率90%前後を維持し、「非常に好評」を獲得したとされています 。特に、前作PC版で目立った最適化面の不満が少なく、操作性や移植品質の安定感が評価されています。一方、物語面は好みが分かれる声もあります 。
物語と世界観:復讐の連鎖が生む、愛と憎しみの物語
舞台は、菌に感染した人々が「感染者」と化し、文明が崩壊したアメリカ。 かつての街並みは自然に飲み込まれ、人間同士の争いが日常化した、荒廃した世界が広がっています。 主人公エリーは、大切な人を奪われた怒りと悲しみを抱え、復讐の旅に出ます。 一方で、もう一人の主人公アビーもまた、自分なりの正義と過去の傷を背負い、物語に深く関わっていきます。
この作品の大きな特徴は、「敵」と「味方」の境界が曖昧なことです。 プレイヤーはエリーの視点から物語を進め、その後にアビーの視点に切り替わります。 同じ出来事が、立場によって全く違う物語として見えてくる構成は、非常に印象的です。 公式からは、登場人物たちの感情の揺れや葛藤が丁寧に描かれていることが強調されています。
サブキャラクターも魅力的で、エリーの友人ディーナや、アビーの仲間たちとの会話・サブクエスト的なやり取りを通じて、世界観や人間関係が立体的に描かれます。 プレイしてみると、戦闘シーンだけでなく、静かな場面での会話や探索も多く、その一つひとつが物語の厚みを増していると感じます。
全体として、この物語は「好きな人には非常に刺さるが、重いテーマや残酷な描写が多いため、すべての人におすすめできるわけではない」という印象です。 人間の弱さや矛盾を真正面から描く作品が好きな方には、深く心に残る体験になるでしょう。
ゲームシステムの特徴とプレイフィール
視点はTPS(三人称視点)で、カメラは主人公のすぐ後ろを追う形です。UIはシンプルで、画面下部に体力や弾数が表示され、敵の位置や音の方向はミニマップではなく、音と視覚情報から判断するスタイルです。基本操作は、移動・しゃがみ・射撃・近接攻撃・アイテム使用など、TPSとしては標準的なものですが、環境を活かしたステルスや、アイテムクラフトが重要な要素になっています。
武器は、拳銃・ショットガン・弓・爆発物などバリエーションが豊富で、スキルツリーを解放することで、装填速度や安定性、クラフトの効率などを強化できます。 戦闘の基本ルールは「資源が限られている」ことです。 弾薬や回復アイテムは常に不足気味で、無理な正面突破よりも、隠れて敵を減らし、有利なタイミングで戦う戦略性が求められます。
全体の進行としては、
- 探索パート:物資を集め、クラフトやアップグレードの材料を探す
- 戦闘パート:敵との遭遇戦でステルスか正面突破かを選択する
- 物語パート:キャラクター同士の会話やイベントシーンで物語が進む
実際にプレイすると、戦闘の爽快感はかなり高く、敵をうまく仕留めたときの達成感は抜群です。 一方で、操作性はTPSとして標準的ではあるものの、カバーアクションやアイテム切り替えの癖に慣れるまで少し時間がかかる印象です。 Steamレビューでも、「戦闘は楽しいが、初見では操作に戸惑う」という声が見られます。
ゲームの難易度
『The Last of Us Part II』には、6つの基本難易度が用意されています
- VERY EASY:ストーリー重視モード。アシスト機能がオンになり、敵が弱く、資源も豊富です。
- EASY:資源が豊富で敵も弱め。初めてのTPSでも安心して楽しめます。
- NORMAL:標準難易度。資源に一定の制限があり、敵の攻撃性も標準的です。
- HARD:達成感重視。資源が少なく、敵が強くなります。戦略性がより重要になります。
- SURVIVOR:過酷なサバイバル。資源が非常に乏しく、敵の射撃精度や回り込みも強化されます。
- GROUND:最高難易度。聞き耳やHUDが使えず、2発で即死。リアリティを追求した極限モードです
個人的には、難易度を「普通」に設定して、序盤はステルス中心で慣れていくのがおすすめです。
良かった点・気になった点
- グラフィックと演出のクオリティ:
PS5版では4K・60fpsでの安定動作や、光と影の表現が強化されており、映画のような映像美が楽しめます。廃墟の風景やキャラクターの表情の細かさに何度も感動しました。 - 物語の深さとキャラクター描写:
エリーとアビー、それぞれの視点から物語が進む構成は、プレイヤーに「正義とは何か」を考えさせます。サブキャラクターとのやり取りも丁寧に描かれており、感情移入しやすいです。 - 戦闘の戦略性と緊張感:
弾薬が少ないため、いつ戦うか・どう戦うかを常に考えなければならず、TPSでありながらサバイバル感が強いです。ステルスと正面突破のバランスがよく、プレイスタイルに合わせて楽しめます。 - 追加モード「No Return」のリプレイ性:
Remastered版では、ローグライクなサバイバルモード「No Return」が追加されています。ランダムな敵配置や条件で何度も挑戦できるため、本編クリア後も長く遊べます。
- 物語の重さと残酷な描写:
復讐や暴力をテーマにしているため、残酷なシーンが多く、精神的にきつく感じる方もいます。公式サイトでも「激しい暴力表現」が含まれることが明記されているため、苦手な方は注意が必要です。 - 操作性の癖:
TPSとしては標準的ですが、カバーアクションやアイテム切り替えに慣れるまで少し時間がかかります。初見では「操作がもたつく」と感じるプレイヤーもいるようです。 - 序盤〜中盤のテンポの緩さ:
探索や会話が長く続く場面があり、アクションをメインにしたい人には少し間延びに感じるかもしれません。物語をじっくり味わうタイプのプレイヤー向けの設計だと感じました。 - ストーリーの分岐や選択肢の少なさ:
物語は一本道で、プレイヤーの選択で結末が変わるような要素はありません。 実際にプレイすると、「自分で物語を動かしている」というより「映画を見ている」感覚が強く、自由度を求める人には物足りなく感じるかもしれません。
価格とボリューム
定価は5,480円(税込)で、PS4版からのアップグレード価格は1,190円(税込)です。Steam版も同じ価格帯で提供されています。
プレイ時間は、メインストーリーだけで20〜30時間前後、サブ要素や「No Return」モードまで含めると40時間以上遊べるボリュームです。価格に対する満足度は、初プレイなら十分な価値があり、PS4版をすでにクリア済みならアップグレード価格なら納得という印象です。TPSや物語重視のゲームが好きな中級者〜上級者向けと言えるでしょう。
こんな人におすすめ
- TPSやサバイバル系アクションが好きな人
- 深い物語やキャラクター描写を重視する人
- PS4版をプレイしたことがなく、PS5やPCで高画質版を体験したい人
- 「No Return」のようなローグライクモードでリプレイ性を求める人
グラフィック・演出・物語のクオリティは非常に高く、TPSとしての戦闘も戦略性と爽快感のバランスが取れています。一方で、操作性の癖や物語の重さ、途中の探索の冗長さなど、いくつか気になる点もあります。それでも、初めてプレイする人にとっては「描写を受け入れられるならぜひプレイしてほしい」レベルの作品です。PS4版をすでにプレイした人にとっても、アップグレード価格なら「もう一度遊ぶ価値がある」と感じられる内容です。
投稿者プロフィール
- RPG、アクションからノベルゲームまで、気になるものは何でも手を出す雑食ゲーマー。エルデンリング、仁王など死にゲー大好きです。でも得意ではないのです。いつかは華麗なプレイができるようになりたいなぁ。
